読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

get ready

ファッション/アウトドア/音楽/ミニマリズムなど

スーツが着たい

秋の気配を感じる今日この頃。ようやくジャケットやライダースやコートが着れる...早く着たくてウズウズしている方も多いのではないでしょうか。今日はスーツについて思うことを少しだけ。 男の服装を語る上でスーツだけは譲れない。男のファッションという…

『ソラニン』と「大人」になること

我々は髪を切り、毎朝髭を剃った。我々はもう詩人でも革命家でもロックンローラーでもないのだ。村上春樹『ニューヨーク炭鉱の悲劇』ー …久しぶりにソラニンのことを思い出したので覚書。 まだソラニンを見ていない方にはネタバレになります。しかもうろ覚え…

30秒でわかる大江健三郎初期代表作

『死者の奢り』… 検死体運び大学生バイトが苦労して死体運んだのに実は運ぶ必要なかった話 『飼育』… 墜落した飛行機から出てきた黒人兵を家に捕獲して仲良くなったガキが人質にされ、キレた親父がガキの手もろとも黒人を粉砕した話

オッサン世代の若者への欲望の投射について

Ceroとシールズは似ている。 オッサン世代の欲望の投射という点において。 東浩紀がいみじくも指摘したように、シールズは実質的に旧来的な左翼おじさんの欲望を叶えてくれる若者の鏡として要請された。旧左翼や全共闘で盛り上がった団塊おじさんたちは「今…

ファッションは終わりなき旅 ーメンズファッション誌に思うことー

一生着る! 一生モノのアイテムなんかない。どうせ飽きる。 もうこれで何も要らない! またすぐ何か欲しくなる。 これ1着あれば十分! 俺に限っては、これだけは言える。 5万パーセントそんなことない。 絶対もう1着欲しくなる。 そんなこんなでスタンダー…

サカナクションの発明

注:ここで書かれているサカナクションは個人的なイメージであり、インタビューや二次資料的な参考文献から引用された実証的なものではありません。 エンターテイメントとしてレディオヘッドは優れているか。サマーソニックでレディオヘッドが前座として指名…

The XXという発明

レディオヘッドの記事がバズってしまい、こんな誰も見にこないブログが公になってしまい厚顔無恥の醜態が晒されることになってしまい忍びないですが…今回も音楽ネタです。 www.youtube.com おそらく二十代で出会った音楽の中で一番好きになったバンド。 疲れ…

レディオヘッドの感想@サマソニ東京2016

無論、知らない曲があることは許されない…好きなことを適当に書くこのブログで未だにレディオヘッドが出てこなかったのは好きすぎるからかもしれない。もうレディオヘッドを書くこと自体に今更感があるからか。手垢にまみれているからか。レディオヘッドはお…

Savages@ホステスクラブオールナイター/サマソニ2016年8月20日

サベージズ? サヴェージズ? どちらでもいい。2016年8月のサヴェージズは進化/深化していた。初めて公演を見たのは恵比寿リキッドルームでのライブ。2013年の秋冬頃だったと思う。一曲目のShut upのベースラインがのっけから男前すぎて、すっかり虜になって…

盛岡旅行②~白Tと麦わら帽子と私~

旅は己との戦いだ。重荷になる装備品は少ないほうが良い。軽装で行くんだ。理想はスナフキンだ。Less but Betterのディーターラムズ的精神だ。用意するのを忘れたら現地で買えばいい。国内旅行ならなおさらだ。あえて旅行だからといって大仰な格好をしなくて…

盛岡旅行その1 ー持ってきて良かった編ー

↑Aesopのポストシェーブローション ↑AesopのB&Tバランシングトナー 旅先でも使えばすぐさま日常を取り戻してリラックスでき、とても心地よく気持ちを安らげてくれる。マジで有能。ポストシェーブローションは保湿クリーム的な感じで使えるのも◎

渓流デイキャンプー実践編その1ー

前回、都会と登山の中間地帯としてのキャンプという位置づけについて書いた。先週末、早速都会の喧騒から離れ、東京都のはずれ、檜原という場所まで高速で90分ほどで駆け付けた。渓流なのでテントが張れるような場所ではないが、渓流の流れも緩やかで、親…

「都会」と「キャンプ」と「登山」を貫くファッションはいかにして可能か?

Anatomica 2015aw 登山と都会を繋ぐもの、それがキャンプだ。逆に言えばキャンプ慣れしているひとは、登山にいっても自然に溶け込むことができると思う。要は経験値なのだ。キャンプにどれくらい行ったか。ウキウキして買い物でゲットし、ワクワクして持って…

ポケモン四天王カリンの名言からのファッション考察

つよい ポケモン よわい ポケモン そんなの ひとの かって ほんとうに つよい トレーナーなら すきな ポケモンで かてるように がんばるべき ポケモン金銀をやったことある人なら誰でも知ってるこの名言。そのころの僕らと言ったらいつもこんな感じだった。…

キーケース・キーホルダー問題

皆さんは何に鍵をつけているだろうか。私のキーホルダーの変遷を辿ってみたい。決して不変的なものではなく、キーホルダーなんていうのは気分によっていつも変わっていく。服や靴と一緒だ。基本的に一生モノなどという虚言は少なくとも私には通用しない。そ…

山も海も都会も全て等価なものとして渡り歩きたい

四年前にクラシックな服装に目覚め、いわゆるスーツスタイルを好み始めたと同時に登山も本格的に始めた。理想は公私の服装を相対化することにある。するとスーツで登山するのが究極的理想となる。が、それでは効率が悪い。 幸い今はテアトラやノースフェイス…

雨のザイテングラート②行程編 2016年7月16-18日

登山計画書に基づいて今回は行程を振り返りたい。 ●日時:2016年7月16,17,18日 2泊3日 テント泊 ●対象:奥穂高岳山頂 ●趣旨:日本屈指の名峰であり、槍ヶ岳と並び北アルプス最高峰に位置する穂高連峰に胸を借り、自然の雄大さ過酷さ、そこでしか感じることので…

俺の登山道具④ ノースフェイス・UVポケットT

詳細 高い吸水・速乾性を備えたニット素材を使用したTシャツ。ポリエステル100%ながら、コットンのような自然の風合いで、肌触りもなめらかです。左胸にポケット付き。UVカット率85%以上で、静電気の発生を抑える静電ケア設計対応。生地に付着したバクテリア…

雨のザイテングラート① 2016年7月16-18日

奥穂高岳を初めてみたのは小学一年生の時に家族で上高地へ行ったときだったろうか。あるいは中学一年生の旅行のときだったか。いずれにせよ上高地の河童橋から見えるあまりにも有名で美麗な山容とは裏腹に、遭難や滑落による死者を毎年生み出し続ける難攻不…

ミニマリストは拒食症的態度か?

去年から今年にかけて大流行したミニマリスト/ミニマリズム 私も少し気にはなって傾倒していた時期もあったけど、自分に合わず「ソフトミニマル」くらいに捉えて直す結果に。ブログや書籍を拝見すると、少ないことを楽しむという「より少ないことの方が良い…

俺の登山道具③ ノースフェイスのスタッフバック

理由は軽いのと色が違うのと統一感があるから。スタッフバックは数グラムの世界だけどノースフェイスが一番軽かった記憶がある。しかし防水ではないので、白馬岳の豪雨でやられてしまった苦い思い出もある。が、愛用中。左はパタゴニアR2、真ん中はレイン…

ミニマルメロウの黄昏―OGRE YOU ASSHOLE―

元ナンバーガールの田渕ひさ子氏が組んでいたtoddleというバンドを高校生の時に観に行った。地元の松本だ。その時に前座だったのがオウガユーアスホールだった。ダークなオルタナ感が凄くて、しどろもどろながら地を這うような印象を持った。どことなくレデ…

俺の登山道具② ベースレイヤー編 ibexメリノウール

ベースレイヤー、またまたカッコつけた名前だが要するに下着だ。メリノウールはここ数年一番脚光を浴びてるベースレイヤー。何度も言うけど化繊は好みではない。自然の天然繊維がやはり好きだ。私の場合それが「ちゃんとしたものを着てる」という精神面にも…

俺の登山道具① パタゴニアR2ジャケット

あまり化繊が好きではない。できればコットン100パーセントのTシャツとコットン100パーセントのシャツにメリノウールかカシミヤのカーディガンを羽織って登山したい… 出来なくもないが、過酷だ。 登山のファッションは3つのレイヤーに分かれる。ベースレイ…

登山は非日常体験ではなく、日常の延長線上に位置するものである

ウルトラライト登山について前回書いた。そこでウルトラライトはミニマリズム・ミニマリストと親和性が高いと仮定した。極限に荷物を軽くすることで、一歩でも先へ進めることは確かにULの魅力ではある。しかし充実した楽しい登山って、そういうところじゃな…

社会的なもの・パリピ経済・DOTAMA

三題噺に全くならない3つのお話です。 ①社会的なもの 大学院を経て留学してそれなりに社会に出て数年経つ。大学院のひと、留学したひと、留学してないひと、社会人のひと。それぞれの道に一定の時間ウロウロしていただけに、ボンヤリ違いがわかる。大学院や…

「昔は良かった」「今の若者は」発言

最近、年下のアーティストが優れた音楽を作っている事実を純粋に享受できて、その音楽を楽しめてる気がする。たとえばceroやD.A.N、水曜日のカンパネラやきのこ帝国などカッコいい。 www.youtube.com 本当に偏見で申し訳ないのだけど、アジカンを源泉とした…

裏原系とは何だったのか

ベーシックやシンプルやスタンダードって喧伝しまくるファッション雑誌の風潮もここ2年以上続いてる気が。そろそろモードやデザインからキックバックが来て良い頃だと思い半年。でもスエットパンツが細身になったりまだまだポパイ的なものの影響は続いてる。…

村上春樹とイラストレーター - 佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸 -@ちひろ美術館東京

村上春樹好きと言ってしまうとミーハーだったり痛いやつだったりする風潮がありますが、それでもやはり何度も何度も繰り返し読んでる作家は春樹だけな気がします。結局長編・短編のみならずインタビュー集、旅行記、「ビール会社の作るウーロン茶」であるエ…

Melanie de Biasio 「No Deal」を買う

CDを買わなくなった。Apple musicやSpotifyなどのおかげで殆どの音源にアクセス可能になったから。MP3で聴くことが主流になったいま、持ち運びすることのないCDはもはや要らないんじゃないか、なんて思うこともある。それでもCDを買う。なぜならジャケットが…

ヴェトモンとラフシモンズの交わるところーポストパンクとバウハウスのミニマリズムー

(Vetements 2016-17AW) ⑴ヴェトモン/「ロシア的なもの」の服装化 〈マルジェラの再来〉とも言われ、現在のモードで最も力強いクリエイションを放つブランドのひとつ、デムナ・ヴァサリアの<ヴェトモン>。マルジェラやルイヴィトンでデザインの経験を積み…

杉本博司『SEASCAPE(海景)』を買う

〈どんなことでもそうだけれど、結局いちばん役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたことね。本から得たできあいの知識じゃなくて〉村上春樹『スプートニクの恋人』 杉本博司の本が欲しいと思っていたら、兄といとこと茶をしばいたのが代…

NewOrder(3)-Live@新木場スタジオコースト16/5/25(wed)感想

ついに行ってきた新木場スタジオコースト。熱が冷めないうちにレポートというか感想を…10年前スタジオコーストで「ジュラシック5」のライブに友達といったときに新木場駅でチケットを家に3人分忘れてきたことに気づき愕然として以来、チケットは常に財布…

髙島野十郎展@目黒区美術館

若冲の異例かつマッドな混み具合に敗走し、急遽走り込んだのは高島野十郎展。たかしまやじゅうろう。聞いたこともなかった。おそらくカラヴァッジョも若冲も忘れられた画家的なリバイバル感があるけれども、高島も同じく〈再評価〉された画家だという。福岡…

「俺たちの国芳 わたしの国貞」@渋谷Bunkamura

渋谷Bunkamuraで『俺たちの国芳、わたしの国貞』を見てきた。江戸時代の浮世絵を代表し、歌川一門としてしのぎを削っていたふたり。国芳は男性的な筆致で濃密。国貞は女性的な筆致で繊細。国芳は無類の猫好きだったらしく猫をモチーフにしたスカルの衣装を着…

ロラン・バルトのほうへ

石川美子著『ロラン・バルト 言語を愛し恐れつづけた批評家』(中公新書,2015)を読んだ。バルトはモード論、写真論などを読んだり大学院の仏文ゼミ(社会学なのにモグリで参加)でちょっと読んだくらいで、体系的に知る機会がなかったので、手に取ってみた。 結…

登山における「ウルトラライト」について思うこと

2010年頃でしょうか、登山愛好家のなかでウルトラライト(以下UL)という考えが注目され始めました。簡単に言うと「できるだけ装備を軽量化して身軽に登山しよう」という考えです。私も登山を始めて10年以上経ちますが、登山そのものも勿論好きですが、何より…

New Order(2)-「Crystal」を和訳してみる/アジカンとニューオーダー

'Crystal' We're like crystal, we break easy I'm a poor man if you leave meI'm applauded then forgottenIt was summer now it's autumn I don't know what to say, you don't care anywayI'm a man in a rage, with a girl I betrayed(Just tell me wha…

New Order(1)-その系譜と魅力

ニューオーダーというバンドとの出会いは高校生の頃。よく通っていたお店の名前がニューオーダーで、とてもお世話になった店員さんが『Get Ready』というアルバムを貸してくれました。当時やさぐれていた私はそのお店の影響もありDJシャドウ、エイフェックス…

Michael Borremans : as sweet as it get was

最近気づいたのですが、自分はアートコンプレックスでないかと。作家や芸術家にはなろうとしてもなれないという、あくまで鑑賞者/消費者の立場。それを自覚してから、より純粋に音楽や芸術全般を楽しめるようになったのは良きことだと思います。 さて、今回…

カラヴァッジョの崇高な貧困

闇に光が灯っている感じが昔から好きだ。 例えば暗い部屋でロウソク。焚き火やキャンプファイアー。中心に置かれた炎が顔を照らす。それが落ち着く。 いずれ書きたい人物ばかりなのだけれど、例えばレンブラントやジョルジュ・ド・ラトゥール、アンリ・ファ…

STOP MAKING SENSE(1984)

トーキングヘッズ。 高校2年くらいの時、深夜にMTVでトーキングヘッズの「Once in a Lifetime」を見た。何か奇妙な踊りを踊るオッサン。 村上春樹の『ダンスダンスダンス』で少女がカセットでトーキングヘッズを聴いていたような。 あるいはアンダーカバー…