タイトルのくどさが随一ですね。最近また走り込みをしていたので読み返したくなったのですが手元になかったので買い直しました。3年前くらいからランニングを始めて(ダイエットのためだ)、その後夜に走ることがある程度の習慣として生活に根差したものになりました。夜に走ることは神経をある程度昂ぶらせる効用があります。ときに私は夜にダンスミュージックを聞いて踊りたくなることがあるのですが、踊りたくなる=身体を動かしたくなる時にランニングはうってつけです。
とにかく村上春樹のなかで走ることと書くことは有機的に結びついていて、走ることと書くことは似ている、と何度も彼は書いています。
村上春樹の小説ってなんか好きになれないんだよな、というひともエッセイは好きだという話を聞きます。旅行記や日常のエッセイなど様々なものがありますが、この走ることについて~も軽妙な語り口だし、春樹特有のスカした感じはそこまでないのですが、ページの途中に挿入されている走っている最中や走り終えた後の寛いでいる村上春樹の写真が見れるのが面白いです。意識高すぎる彼の生活の鱗片を垣間見るにもうってつけの本だと思います。
3キロ、5キロと距離を増やしていますが、5キロであれば筋肉痛も起こらず、ほぼダメージなく走れるようになりました。次は10キロです。