行ってきました。今期のラフシモンズにも採用されていたメイプルソープ。
ポートレートも静物画のように静謐であり、彫刻のようであり、生気がまったく感じられないんだけど、そのぶんモノクロームも相俟って身体や植物や果実のグロテスクなまでのテクスチャーが剥き出しになっていて、存在そのもののを抉り出しているんだけど物静かでもあり。若者の写真なんかはとてもエディ・スリマンやラフ的なミニマルなユースカルチャーをにおわせていました。きっと彼らもメイプルソープから多大な影響を受けているのだろうし、パティスミスと同棲していたエピソードもなんかアーティストのつながりを感じられて良いですね。
無料でこのような素晴らしく貴重な写真を提供してくれるシャネルに感謝です。