get ready(30代男の物欲と服ログ)

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COMOLI ウールギャバ スウィングトップ購入レビュー

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今月に入ってもまたもやCOMOLIを購入。ネットオークションでの購入で、このブルゾン自体は2年前に発売されたものです。

こちらの商品、ただ単なるスウィングトップなのですが、個人的にかなりグッとくる点がいくつかあり、購入に至りました。

その前に、スウィングトップなるブルゾンにハマっているきっかけをお話します。

昨年から私がハマっているブレイキングバッドというアメリカのドラマがあり、その登場人物のウォルターやマイクという五十路を過ぎた、草臥れた初老の男性が着ていそうなブルゾン、それにシャツを合わせてチノパンを履くようなスタイル。

それらのどのアイテムも、アメリカの地方都市アルバカーキのおじさんが着ていそうなリアルクローズで、いなたくてかっこよく、そんなスタイルに最近あこがれています。

靴はクラークスのワラビーやニューバランス。50代中年アメリカ男性のスタイル。シンプルなファッションです。

それに合うスウィングトップを、兼ねてから探していました。

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こちらが主人公のウォルター・ホワイト

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こちらがマイク

 

このブルゾン自体、どこにでもありそうなんです。ブルゾンを選定するにあたって、「スウィングトップ」と呼ばれる襟付きのジップブルゾン、最近のドメスティックブランドだと、なかなかシンプルなものがありそうでない。

CiotaやHerrilのブルゾンもあったのですが、ウォルターたちが着てそうな感じでもない。

バラクータのG9のような「ハリントンジャケット」でもない。ということで、昔良いなーと思っていたCOMOLIを購入したく思っていたのですが、なかなか私のサイズ2がオークションに出てこない。

ここ数ヶ月待っていたら、先般ようやくオークションに出ていたので購入に至った次第です。

なによりもヤバいのは、ほぼ値崩れせず、2年前なのに同じ値段を保っていることでした。好きだから買っているのでセカンドバリューとか気にしていなかったのですが、COMOLIの人気を感じました。

 

さて、ここで服の紹介です。

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ほんとうにシンプルで無駄がない。その中にリラックス感や、やはりウールギャバによる上質な生地による艶感がもたらす上品さを感じます。

リブもコットンでなく、袖はボタン、裾も同素材でまとめあげられて、カジュアル感も減っていると思います。着るときゅっと締まって、腕にも溜まりができて、COMOLIらしい余裕のあるシルエットができます。ここまでまとめあげる小森さんのセンスに脱帽です。

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ジップはやはりriri。ナンバーナインとかその辺りのブランドを通った身としては安心感がある笑

 

COMOLIはどちらかというと繊細さ、ナイーブさもあるんですが、そこに男くささというか、草臥れた感じが同居しているところが面白いです。

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裏面もキュプラで腕通しが良いです。

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そしてやはり襟の太さ、形です。これが一番ブレイキングバッド的なクラシックスタイルをもたらしている要因だと思いました。

これは完全にただの私の勘なのですが、COMOLIは、数年前にデザイナーの小森さんが数年前にニューメキシコへ旅に出て、そこから着想を得た服(サンドピンクのシャツ)を作っていた記憶があります。他のブランドもしばしばそうであるでように、COMOLIも旅行やその土地からのインスピレーションがあるようです。

小森さんがニューメキシコ州を旅しているとしたら、もしかしたら小森さんもブレイキングバッドを見ているのかもしれないな、と思いました。なぜなら、私がいまとてつもなくブレイキングバッドに影響を受けてニューメキシコ州に行きたいからです笑

 

合わせ方ですが、このスウィングトップの中にマイクロチェックのボタンダウンシャツ、その中にクルーネックの白Tシャツにチノパンを履けば、ウォルターになれるかもしれません。そこまでコスプレするつもりはないのですが。。

普通にメリノウールのTシャツや長袖クルーにチノパン、アイスブルーのフェードデニムにニューバランス、パラブーツを合わせるのが好きです。

 

以上、COMOLIのスウィングトップの紹介でした。私は「これだ!」と脳内の服のイメージがあって、それに一致する服が見つかるまで時間をかけて探す傾向にあると思います。プラトンで言うところの「イデア」みたいな。

今回も他のスウィングトップに妥協せず、自分の理想を探せたのが良かったかなと思います。もしかしたらインナーダウンを合わせればアウターとしても使えるかもしれません。カシミヤのタートルネックなどに合わせてもいいかもしれません。

ほんとうに何の変哲もない、別に「おしゃれ」でもない、競馬場のおじさんが着ていそうなブルゾンですが、今後もガシガシ着ていきたい一枚です。