COMOLIの5ポケットデニムを購入しました。
以前からコモリのデニムはアイコニックなアイテムであるベルテッドデニムや、4〜5年前の細身のコーデュロイパンツを履いてきましたが、昨年度より新展開されている5ポケットデニムを購入しました。
ブリーチとワンウォッシュのものを購入したので、今回はブリーチをレビューします。
もしかしたらここまで薄いデニムを買ったのは初めてかもしれません。
思い返せば10年ほど前、細身一辺倒の大ブーム時にラウンジリザードやプレッジ、ファクトタムなど流行ってて、ファクトタムの色落ちデニムを買った以来。その頃は細身しか履いてませんでしたが、このCOMOLIはちがいます。
太すぎることのない、ゆったりとしたストレートシルエット。子供っぽくなりがちな色落ちデニムでも、コモリの手にかかるとどこか品のある雰囲気になるような気がしてしまいます。
ただのなんの変哲もない色落ちデニム。そこがいいんです。
このデニムの詳細については縫製やデザインのマニアックな視点をカサノバさんが書いていらっしゃり、とても勉強になりました。
ここでも語られていますが、
COMOLIの小森さんが目指しているのは、50年後に本物の古着(ヴィンテージ)になる洋服。
50年後の古着屋さんに、現代でいうハウスブランドのヴィンテージみたいに並ぶこと。
だそうです。
いつもこのブログでCOMOLIの商品をレビューしていて感じるのは、やはり「気負いなく着れる」「すでに昔からワードローブにあるかのような」といった表現が出てきてしまうこと。
リーバイス501の色落ちももちろんイイと思います。COMOLIの魅力は、オーセンティックでベーシックなアイテムを、とても質の良い生地と羽織った時に力の抜けた感じがでるところです。
このなんとも言えない、アイスブルーの色落ちは、いやらしすぎない加工がとにかく気に入りました。古着と言われても、たぶんわからないと思います。
小森さんが目指すCOMOLIの洋服のゴールは、”古着と間違えられること”が一つ重要項目ですので、この意匠も意に叶っています。
履き心地もライトで履きやすく、ベルトでウエストを絞ると綺麗なシルエットになります。
どこをとってもタグもなく、非常に匿名性の高い意匠です。
やや太めなので、トップスはCOMOLIのウール天竺Tシャツや黒、ネイビー系のシャツなどと合わせていきたいです。
夏に合うデニム。
これからも長い間履き込んでいきたいです。