get ready(30代男の物欲と服ログ)

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LE ダウンジャケット購入

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年始に妻と帰省した長野の実家、何着て帰ろうかな、、と。タイロッケンコートのようなロングコートは重いし、ラベンハムもややビジネス感あるし寒そう…ということで手に取ったのは去年取り急ぎ購入したムジラボのダウンでした。このダウンもブログにしているのですが、結構読んでいただいているようでありがたい限りです。

さて、このダウンも勿論軽量で良いのですが、やはりなんかもう一個欲しいぞ、と思ってしまうのが私の悪癖です笑

もうこの7年、どのくらいのネットサーフィンを繰り返したのでしょうか…黙って水沢ダウンやカナダグースを買っておけば良いのに、「わかりやすい」ダウンだったり、そのデザイン、着丈だったりキルトの幅だったりファーが要らなかったり、減点方式になってしまい、「こういうのでいいんだよ」的なダウンが全く見当たらない。

そんな中、数年前COMOLIの小森さんとレショップの金子さんが協働して作ったLEのダウンが発売されました。その時はなぜか全くピンとこなかったのですが、あらゆるダウンをネットで渉猟した結果、そこに戻ってきました。小森さんの着るダウンなら信用できるな、と。試しに買ってみました。

そのダウンを製作するに至った小森さんと金子さんの対談も物欲を刺激してくれました。目指したのは何でもない、究極に普通なダウンである、と。

https://www.houyhnhnm.jp/feature/415147/

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小森: ジャケット丈なんですよ。着丈75センチくらいのジャケットをなかに着ても隠れる程度ですね。着丈が短いと、なかに着るものが限られるじゃないですか。これくらいあると、羽織りものとしてすごく使いやすくなりますよね。コートのような意識で着られるから。

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ー ボリューム感を含めて、サイズが本当に絶妙ですね。お二人が着ているのを見てそう思いました。
金子: そうですね。ジャストサイズで着るのがおすすめです。大きいと少し不恰好に見えてしまうので。僕がサイズ1です。小森さんに着てもらったのがサイズ3ですね。

 

そうなんです、私はスーツやジャケットの下にダウンを着るんです。だから着丈の長いことがまず一つの選定基準。この基準にノースフェイスのヌプシやバルトロ、水沢ダウンなど数多のダウンジャケットは満たないのです。

 

そしてサイズ感。丁度このブログを始めた7年前はvêtements のデムナ・ヴァザリアが全盛期で、ビックシルエットが巷に溢れかえりました。その執拗なビックシルエットのトレンドは今も続いています。ダウンもドロップショルダーで身幅が広いものが多い。紳士の着るダウンとは程遠いでしょう。しかしここは流石金子さんの匙加減、ジャストサイズを提案。そうそう、ジャストサイズなんだよ、と。

ちなみに某有名なヨーロッパのダウンブランドのモデルを参考にパターンを引き直したといいます。

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いや、このダウンは間違いないんじゃないか、と。個人的にフード付きは敬遠していたのですが、長野のような寒冷地に行って外を歩く時にフードがあれば便利だな、とも思うように。

あとこういうデザインに至るまでのストーリーをブログなり記事にされると弱いんです笑

金子さんの着こなし・スタイリングにもヤラれました。

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フードを取り外しても良い塩梅。

クラシカルで着る人を選ばない、匿名性の高いダウン。このブログでも書いているように、私の求めているアイテムは、普通のアメリカとかフランスの地方のオジサンがデイリーに着ていそうな普通の服です。

モデルはBreaking BadのWalter Whiteやその他の登場人物。金子さんのスタイルにはそういう匂いを感じますし、レショップで取り扱っているCOMOLIやHerillも同じでしょう。いやらしいラグジュアリー感がなく、フランスの競馬場で新聞持ちながらコーヒーをすすってるおじさんが思い浮かびます。

普通のダウンなんです。たぶん友達とかに会っても「おお、そのダウンかっこいいね!」とか言われることはないと思います。ただ、自分的にはこういうのが一番落ち着くんです。ただ、これを長く着るかと言われると、それは分かりません笑

一生モノなんてないと思っているし、たかが洋服や、と思っています。RESOLUTEの林さんのインスタも毎回冒頭に「たかがデニムや!」と書かれています。

個人的にはまだしっくりきていないのは、取り外し可能なフードのネック部分がパカっと外に開いてしまうところ。フード一体型ではないのでそこは仕方ないのですが、まだ慣れていないです。

 

たかが洋服、高くなくてもいい、でもユニクロっていうのも、モロバレするし所有していてもなんだか恥ずかしい、という天邪鬼な私の物差しにハマってくれたダウンです。どこのものかわからない服って良いですよね。

通勤はLAVENHAMだけど、通勤でも休日で近所にフラッと出かける時を問わず、何も考えずにバサッと羽織って街に出たい、そんな一枚です。

Youtubeも参考になりました。


www.youtube.com