3日連続10キロ以上走る。土曜の夜と今日は武道館でフランプール?flumpoolのライブがあったらしく、昨晩は激混みの武道館を通過するのに大変だった。二十代の若者やカップルが多い気がした。21時前だったので、開演が早かったのだろうか。10キロ皇居を回って帰ってきたときに「さすがにもう客もいないだろう」と思っていたのだが、およそ1時間経ってもフランプールの出待ちをしてるファンが武道館前に100人以上居たので驚いた。私が走っている間にずっと武道館に居たのだ。彼女たちは無事フランプールに会えたのだろうか。
日曜、昨晩から間髪を入れずに走る。真夏のような強い日差しで、塗りたくった日焼け止めも意味がないと思うくらい身体が走り始めの時点で火照ってくる。脚が初めから重い。首に手拭いを巻く。今日も真っ昼間から武道館前はフランプールのお客さんで賑わっている。アウェイ感があるなか、皇居のランナーの輪に入ると、自然と「還ってきた」ような安心感に包まれる。
思えば流水プールのように皇居にはランナーたちがぐるっと5キロ、まばらに何時も走っている。その流れが生み出すランナーの磁場のようなものに吸い付けられて、皆走ってるような気がする。
ここまで継続して走っていられるのも、周りのランナーがいるからこそだと思う。「皆走っているんだ」という事実が其処にあるから走れる。
もしこれが誰もいない田園風景の夜道だったら孤独で飽きそうな気もする。皇居はそれとは対極の、「ランナーの集合意志」のようなものが生成され反時計回りに渦巻いているので、走りやすいのかもしれない。
日曜日になると、時計回りに逆走しているおばさんーおそらく60代かーによくすれ違う。黙々と逆走している。私はギャクソウの服や靴を履いてるけれど順走であり、恥ずかしい。その「逆走おばさん」は、いつも両手の甲を横ではなく前に出して前傾姿勢でゆっくりジワジワと走っている。なぜ逆走なのか、よくわからないけれど、日曜日の午後には必ずいるのかもしれない。まだまだ私も皇居ランに入門したばかりなのだ。
午後の日差しを浴びながら聴く ceroのSummer soulが最高に気持ちよかった。