ギックリ腰になり、2年半。それまで私はかなり真面目にフルマラソンに向けての走り込みをしてきました。帰宅後のランはもちろん、帰宅時間がもったいないと感じることもあり、荷物を背負って真冬の会社から自宅まで12キロほどをランで帰宅するほどでした。帰宅ランは荷物も重く疲労が腰に溜まり、それが臨界点に達してギックリ腰になってしまったのでした。
その後はランをしても腰が痛くなり、フルマラソンや長距離ランは断念するに至ります。
それまでの私は、1kmを4:30-4:40で15キロ走る特訓をしていました。インターバル走やスロウジョグなどメニューは「岩本式」に徹底的にこだわりました。
おかげでフルマラソン3.5をギリギリで達成、この本に忠実になれば、サブ3.5はいけると思います。この本が唯一のソリューションでした。以下、心掛けていた点です。
①サブ3.5のメニューをこなすのではなく、あくまでその上のサブ3.15のメニュー、タイムを心掛けるということです。私はサブ3.5のメニューだと、ギリギリで余裕がないように感じてしまう心配性です。サブ3.15のメニューを眺めると、初めの週はそこまでたいしたことはなかったのですが、週を重ねるごとにかなりハードワークが求められます。私は真夏にやっていたので本当に死ぬかと思いました、、
②この本の核心部分
とにかく走行距離を稼ぐことへの自信と信頼もあるのですが、この本の核心部分は、ビルドアップ走です。
ビルドアップとは、15キロを3つのセクターに分けて、例えばそれぞれを
4:40/キロ→4:30/キロ→4:20キロ
と5キロごとに速度を上げて走るトレーニングのことです。これを著者の岩本氏は重要視しています。この15キロ走の最後の5キロはかなりキツイです。。が、終わった後確実に自分が成長した気になります。それは気のせいでも何でもなく、心肺機能が限界突破していくことによる本質的な身体の機能向上に他なりません。
③この本の難点
難しい点として、筆者が推奨してる「峠ラン」つまり坂道の長距離走ができる場所がなかなか見つからないことです。甘いことは言わず本当は休みの日にそういう坂道がある峠まで行って走り込みをするべきではありますが、そこまでなかなか出来ずに、短い坂道を何度も走る練習に切り替えていました。長い峠が近くにある方は、財産だと思います笑
以上、久々にマラソン、ランニングについての投稿をしました。今も帰宅時に走っているランナーを見かけると、とても羨ましく思います。
走りたくても走れない、私のような人間もいるので、普通に走れる方は、走れる喜びを大切に、腰や足を壊さぬよう、楽しいラン生活(とハードワーク)をなさってください。
私もスロウジョグくらいなら出来そうなので、少しずつでもやってみたいと思います。