get ready(30代男の物欲と服ログ)

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オールドホームステッダーのモックネックカットソー

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何の変哲もないモックネックカットソー。ただそれを探すだけなのに、時間が掛かりました。

僕の求めている条件は3つ。

①ハイネックでタートルネックではない。最悪タートルでもいいけど、ゆるゆるのものでなく首にフィットするモノが望ましい。

②裾と袖にリブがある

袖リブは多いのだけど、裾にリブかつハイネック、っていうカットソーがマジで少ない。というかロンTで裾があるものがそもそも皆無。モックネックニットならあるんだけど、カットソーで裾にリブをつけるのは御法度なのかと思うくらい見つからず。

③値段が高くも安くもない

数千円で買えるのも良いけど、2万円台だとインナーにしてはやや高額。トップスとして認めてしまえば安いのだろうけど、あくまで僕は首の差し色とレイヤードで白を入れたいので、そこまで投資したくない

 

以上3点を鑑みて調べるも、探してもなかなか無く。

ハイネックといえば昔買ったアナトミカやドレスのカットソーもあるんだけど、裾リブがない。僕が裾リブにこだわるのは、着丈が調整できるから。これは僕がニットに慣れているからだと思うのですが、タックアウトして着る時にリブがあった方が安心するんですよね。特にジャケットやブルゾンを羽織るとき。

 

そんな僕の物欲を満たすのがオールドホームステッダー。発見したときはピンときて、すぐさまポチりました。オールドホームステッダーは日本のブランドで、下着(しかもミリタリー由来の下着)を主力商品としていました。

以下、公式の説明

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Olde Homesteader(オールドホームステッダー)がスタートしたきっかけは、半世紀以上も前にアメリカで作られていたデッドストックのアンダーウェア。
仕立ての良いシャツの様に美しいステッチワーク。
伝統的で少しゆったりとしたシルエットに素朴で味わいのある生地。

そして何よりも、肌に触れた瞬間に感じる心地よさ。
それは、いわゆる古き良き時代を象徴するもののようでもあり、大量生産が常識となった今だからこそ必要なもの。
日常で何気なく使われている「モノ」の本質に向き合い、本当にいいと思えるプロダクトだけを作っているジャパンブランドです。


かつて、BALBRIGGANと呼ばれた綿素材のアンダーシャツ。
ヨーロッパを中心に、長い間インターロック(スムース)の編地が使われてきました。
インターロックは、その名前の通りリブ編みが二重に重なった両面編み。
表裏どちらも同じ表情をしているのが特徴です。

二重に編んでいるから、手間やコストはかかるけれど、その分良いこともたくさんある。
まずは滑らかな肌触りによる心地よさ。
そして、イギリス軍やスイス軍で実際に採用されていた耐久性の高さ。

大量生産の時代になり、その手間やコストから現代では一般的ではなくなってしまったインターロック。
それを、当時のヴィンテージを元に丁寧に再現されたのが、このHENLEY NECKに採用されている編地なのです。

もちろん、編地だけではありません。
袖口や裾にはヴィンテージに多く見られるあぜ編みリブを採用。

イギリスの軍モノなんかで目にするミルスペックのモックネック。
それをベースにインナーはもちろん、1枚でも着回しのきく絶妙なアイテムとして再構築されたのが、このモックネックです。

実際に着てみると、その生地の心地よさに酔いしれる。
薄手だけど、見た目以上に保温力もある生地を使っているから、モックネックにしたときの威力も絶大。
ネックの高さが絶妙だから、1枚で着たときにはタックインしてもタックアウトしても違和感なくしっくりくる。
重ねるものはクルーネックでも、Vネックでも、シャツでも、ジャケットでも、不思議と相性が良い。

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なるほど、下着とは言えこだわりを持ってつくられているのは商品を見てわかりました。

172センチ普通体型で40を選択。

袖リブが長く取られていますが、長すぎることはなく、むしろ気持ち短い程度で、身幅はややゆとりがあり、アームホールもジャスト。全体的に今っぽくなくてスタンダードな形。インナーにもいいし、一枚でベストを合わせても遜色ない。

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これが噂の裾リブ、と袖リブ。かなり丁寧で、ニットのような仕上がりになっています。普通のロンTならここはリブが両方ないんですよね。

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生地はコットン100で薄すぎず厚すぎず。そしてモチモチしていて伸縮性があり、透けないです。

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あくまで下着。背面もプリントなのがナイス。

あとネック部分、やっぱモックネック以上タートルネック以下の「ハイネック」が好きなんです。

折り曲げなくていいし。

というわけでコーディネートを。

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このようなシャツのレイヤードがしたくて買ったようなもの。アイボリーという色ですが、意外に馴染みが良い。オアスロウのシャンブレーにCOMOLIのコーデュロイ。タックインでもアウトでもいいのですが、この場合はインにするとカントリースタイル風になるのが気に入ってます。白ティーよりこのハイネックの方が上品な面持ち。

ホワイトハウスコックスのブラウンのメッシュベルトにシャンボードブラウンの合わせで行きたいスタイル。

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シンプルにアナトミカのネイビーのBBベストを羽織って、シオタのベイカーに合わせました。

こちらはタックアウトで。裾リブあるのは見た目にもニットぽくなることに気づきました。靴はサンダースのブラウンを合わせて全体的にミリタリーっぽく。ハンチングとかも似合うかもしれんですね。

これからもガシガシ着ていきたいです。他にも裾リブ付きカットソーがあったら試してみたいし、このモックネックも色や種類豊富みたいなので追加もありかと。

主役ではなく、あくまで脇役。でも頼り甲斐のある脇役。とりあえず現段階においての理想のハイネックカットソーに出会えたのでよかったです。

 

オールドホームステッダーはAmazonでも購入できるようです。