get ready(30代男の物欲と服ログ)

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俺の登山道具① パタゴニアR2ジャケット

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あまり化繊が好きではない。できればコットン100パーセントのTシャツとコットン100パーセントのシャツにメリノウールかカシミヤのカーディガンを羽織って登山したい…  出来なくもないが、過酷だ。
登山のファッションは3つのレイヤーに分かれる。ベースレイヤー=Tシャツ、ロンTなどの下着、ミッドレイヤー=シャツ、フリース、ダウンなど中間着、そしてハードシェル=ゴアテックスなどレインウェア…とはいうものの日常だって同じ構造だから、レイヤーなんてカッコつけても、カッコいいわけではない。
そんな訳でパタゴニアR2フリース。ウルトラライトからすると重いけど、化繊の毛並みの肌触りも良く、サイドは内側がグリッド状になったR1という一つ下のレベルの素材に切り替わっている。これでアンダーカバーとかが作ったら38000円くらいはするんだろうなあ。とりあえず、あったかくて登山のみならず冬の部屋着としても大活躍している。黒は縫製もマークも真っ黒だから、着ていて安心する。袖丈が長くて親指の指ぬきがあるので、手もあっためられる。
にしても中間着って一番迷う。最近はソフトシェルも勢いがあるし、ダウンだって軽い。何が一番良いのか判断に迷う。とにかく私のミッドレイヤーの基準は、「あったかい」これに尽きる。ゴアテックスなどのハードシェルは雨風は通さないがそれ自体保温を促すものではないので、Tシャツonハードシェルは北アルプス山頂付近のテント場では寒い。確かに山頂付近では森林限界、岩肌のみの風ピューピューゾーン。フリースでは寒いのでソフトシェルやウインドブレーカーみたいな防風のものの方がいいのかもしれない。でもフリースも悪くない。が、遥か昔に大流行したユニクロが背後にチラつくのだ!フリースという名前の中にあらかじめユニクロという名前が仕込まれているみたいに!記号論でいえばシニフィエ、シニフィアンの齟齬…そんなことはどうでもいいがフリースはやはりダサいというか、オシャレアイテムではない。フリースをオシャレに着てる人はあまり見たことがない、というよりオシャレなひとはフリースを着ない…
うーん、困った。デザインが極限にミニマルだったら似合うか…いやいや!それじゃあユニクロやん!という堂々巡りを繰り返した結果、フリースはもうどうでも良くなり、R2もパタゴニアという安心感と安定感で購入した次第です。
ただ細身で上にも着込めるので、中間着フリースはほどよくタイトな方が便利かと思いました。俺の登山道具シリーズは今後も定番で続けていくつもりです。