get ready(30代男の物欲と服ログ)

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Flos社/マイケル・アナスタシアデス/IC lights F1

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何がきっかけで家具やインテリアやプロダクトデザインにのめり込み、震えているのか覚えていないのですが、1ヶ月以上経過した現在においても毎日飽きずに家具について調べています。

Flosから出ているアナスタシアデスのICライツというスタンドライトを購入しました。

前回ご紹介したハーマンミラーのネルソンのバブルランプで気づいたのですが、服なら「COMOLIのデニム」で終わるのですが、家具は①メーカー、②デザイナー、③商品があり、横文字が並びまくるので若干ややこしい部分もありますが、だいたい高明なメーカーやデザイナーもある程度マッピングできてきました。

私の友人が家具好きとのことがあり、彼の影響で色々見たり調べたりする中で、このスタンドライトに行き当たりました。アナスタシアデスは、おそらく家具好きな人は知らない人はいないであろう、現代の照明デザイナーを代表するひとりです。

フロスというメーカーも、そもそもイタリアで生まれた照明メーカーであり、幾多の素晴らしい照明作品を世に送っています。照明の世界も奥深く、初心者の私が大仰に語るのも憚られますが、少なくとも照明プロダクトはイタリアが昔から優れていて、イケてるデザインを作ることがわかりました。

アナスタシアデスの紹介は以下の通り。

マイケル・アナスタシアデスは、キプロス島生まれのロンドンを拠点に活動するデザイナー。様々な創造性の異なる分野を超越したプロダクトや空間的干渉、実験的な作品を幅広く手掛けています。
彼の作品は、工業的生産と職人技術の両方が考慮されており、そうすることで、即興性と構造性、制御と直感の間に鮮やかで絶妙なバランスが生まれています。過去20年以上のキャリアの中で、詩的かつ厳密に解釈した技術・素材・機能を特徴とする照明や家具、オブジェを考案してきました。数々のものから受けたインスピレーションを嚙み砕き、純粋でシンプルな形へと変換しています。出身地であるキプロス島の自然から古代のものまで、現代主義の歴史やプライベートの記憶、アート、そして日常生活。これらの多様で豊富な情報を形や構造というタイムレスな言葉に変換させています。
マイケル・アナスタシアデスのデザイン哲学は、使用する素材固有の特性を保つこと。スタジオで制作するすべての作品は、職人技かつナチュラルな仕上がりで、保護ラッカーは一切使用せず自然にさらされた状態です。酸化は作品に風格を与える唯一のものと捉えており、時を重ねる度により美しくなります。

https://www.yamagiwa.co.jp/highlights/54083/

 

しばしばアナスタシアデスの照明は「詩的」と形容されるように、買って点けたときにその優しくぼんやりと光る乳白色の球体に暫く見惚れてしまいました。満月のように幻想的な光が生み出され、一気にアナスタシアデスのファンになってしまいました。

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このICライトというシリーズは、アナスタシアデスがジャグリングの名手、トニーダンカンの芸から着想を得たそう。私もYouTubeで見たのですが、何個もの球体がトニーダンカンの手や腕に吸い付くように這っていて、まるで生きているようでした。このICライツもジャグラーの腕と球のように、重力を無視するような意匠となっています。このスタンドライト以外にもさまざまなデザインで展開があります。

 

 

 

 

ポールは真鍮で、どことなくアールデコっぽい面持ちもありますが、その直角と円のデザインは意外に部屋にも馴染みやすく感じました。

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先日購入した、これまたフロス社のBellhopとの遠近。

 

「これ家に合うかな」とか考える前に、まずは「コレが欲しい!」と思ってインテリアとか度外視でまずは購入したかったライトです。生まれて初めてのスタンドライトでしたが、部屋に「光の溜まり」がまた一つ生まれて大満足です。フットスイッチで照度も変えられるのも良い。

とにかく優しい光で、部屋が柔らかくなる気がします。

帰宅後にこのフットスイッチを押すこと自体が今は楽しみです。

 

 

【ライブメモ】

先月頭に私が日本で一番カッコイイラッパーであり音楽であると自負しているJJJのワンマンに行きましたが、5年以上のフルアルバムツアー、心が震えました。