巷で「ロレックスマラソン」と言われているように現在ロレックスを購入するには複数の店舗を何度も周わらないといけない、という暗黙のルールがあります。Twitterなどで検索すると、マラソンしてもモノが無かったときには「異常なし」とのツイートが散見されます。
「異常ありました!」とのツイートは買えたことを意味するようです。
2年前のオイパペは在庫がたまたまあり即日購入できたのですが、それはかなり例外的であり、今回は一ヶ月弱での購入となりました。早いのか遅いのかわかりませんが、私の購入に至るまでのログと、重要かなと思われた点も列挙してきます。
・巡回経路
まず私は首都圏に住んでいますが、東京にはロレックス正規店が以下の通りあります。うち池袋は通勤経路でもなく、時間がかかりそうだったのでスルーし、作戦を立てました。
都心はロレックス正規店が目白押しです。supremeもそうなのですが、世界的にもひとつの都市にこれだけ集中しているのは珍しいんではないでしょうか。
【新宿エリア】
新宿伊勢丹
新宿京王
新宿高島屋
【銀座ー日本橋エリア】
銀座レキシア並木通り
銀座シックス
銀座三越4F
高島屋ウォッチメゾン
日本橋三越 6F
東京駅大丸10F
まずは通勤経路沿いの新宿はデフォルトで見ることに決めました。そして平日休みの日には銀座に足を伸ばす。
この中でも新宿高島屋は予約制で、すでにいつも10人以上の待ちがあり、4時間待ちなどでしたので、時間の都合上諦め、省きました。
加えて東京駅の大丸も来店がネット予約制に今月からシフトされました。来店予約ですら抽選制なのに、2回外れています笑 たぶん来店できたとて、数分で「在庫なし」で終わってしまうのでしょう笑
渋谷の東急文化村のロレックスもなくなったらしく、省きました。
・商品在庫の尋ね方
「スポーツモデルありますか」「デイトナありますか」など転売屋に思われるような言動はNGであることは、ネットで調べればすぐわかります。その上ですぐに「エクスプローラーありますか?」と訊くのはあまり効果的でないと思いました。なぜそのモデルを欲しいのか、どういう経緯でそのモデルを探しているのか、ある程度筋の通った理由を用意しておくべきだと感じます。
店内に入ったらせいぜい店員さんと話ができるのは、この「商品在庫確認」の数十秒です。
ここでいかに自分を印象付けられるかがポイントかな、と。「かっこいいから」「普遍的なデザインだから」「オンオフに合わせやすいから」という理由もいいですが、自分なりの定型文を決めて、それをどの店でもしゃべります。
そうでないと毎回違う事を言うのはめんどくさいし、再現性が低いです。
それでまずは店員さんに「在庫確認」してもらうステージに行くことが必要です。もちろん店舗の方針で変なトラブルにならぬよう在庫確認をマストにしているところもあるでしょうし、良い悪いは別にして、一度も「在庫確認」にしていただけなかった店舗もありました。4〜5回在庫確認してもらえないと、さすがに脈なしかな、と思いその店舗は諦めました。
・マラソン期間
11月の中旬から始め、12月の中旬に購入できました。休みの日は毎週回っていました。
およそ5週ほどかかった計算にされますが、こればかりは運とタイミングとしか言いようがありません。
・総括
まとめると、一番大事なことは当たり前ですが「ゲットできるまでマラソンをやめないこと」です。エクスプローラーはプロフェッショナルモデルの中でも比較的入手しやすいモデルかと思いますが、デイトナは半年から1年は掛かるとも言われています。心折れて諦めそうになることもあるかと思いますが、タフに辛抱強くロレックスに通い詰めるメンタリティが大事かと思いました。
店員さんも商売である限り売りたくない訳ではありません。が、ロレックスは完全に売り手市場ですから、必然的に店員さんが買い手を選別する機構になっていると感じます。
ロレックスは当然店内も洗練されていて接客も一流ですから、こちらもそれ相応の身なりをして行った方が良いとも思います。といっても、私はニットにジーパン、パラブーツシャンボードで購入できましたので、気を遣いすぎなくても大丈夫です。
そして通う中で自分の存在を認識してもらうことが重要かと思いました。何度も通ううちに店員さんとも顔見知りになることで、「エクスプローラーの人」みたいな印象を与えることが出来れば、確率は上がっていくのかなと感じました。
一度購入したら、その担当していただいた方からまた購入したくもなりますし、関係性は最も濃密になります。今回ご案内していただけた店員さんには恩義を感じていますし、また通いたいとも思います。
1年はプロフェッショナルモデルの購入制限がありますが、その間またお金を貯めて、制限明けにまたトライできるようにしたいです。
なかなか無い状態が続くと嫌になってきますが、それも今では良い思い出になっていますし、コツも少しは掴めたかなと思います。
購入できたエクスプローラーは今後の私の人生においても手放さず、大切に育てていきたいです。