get ready(30代男の物欲と服ログ)

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【23ss】COMOLIレーヨンチェックオープンカラーシャツ購入

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COMOLIのレーヨンチェックオープンカラーシャツを少し前に購入しました。

このシャツ自体というより私とオンブレチェックシャツについて与太話を…

オンブレーチェックには思い入れがあり、買ったのは15年ぶり?くらいになります。

オンブレチェックと言われて思い起こすのは、何を隠そう私のような35歳〜40歳くらいのアラフォーUOMO世代おじさんには2007年のナンバーナインです。当時のナンバーナインといえばアンダーカバーとともにパリコレに進出した東京ブランドで、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

そのナンバーナインのコレクションの中でも輝きを放っていたのが07ss(カートコバーンがもし生きていてジョニーキャッシュのようになっていたら、というテーマだった気がする)と07awです。この時にオンブレチェックがコレクションのキーワードとして多用されていました。当時はスタイリスト祐真氏、野口氏も人気絶頂でよくチェックしてましたね。BECKや中田英寿、福山雅治、キムタクなども良くナンバーナインを着ていました。

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いまみても宮下さんのレイヤードはカッコいい。個人的にはエディスリマンのミニマルでソリッドな細身グラムロックスタイルよりも、よりアメカジなのにモードに昇華していた宮下さんのスタイルが好きでした。というか今のセリーヌ、この頃の宮下さんに似てないか、と思うことすらあります。この2007年のオンブレーチェックシャツを大学生だった私は買いました。

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身幅にダーツが入っており、ほどよくスリムなウエスタンシャツ。なんとこのシャツだけでも濃い黒からチャコールグレー、薄いグレーと3色展開だったんですよね。

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そしてこの当時のナンバーナインの服には香水ではないのですが、服自体に匂いが付いていて、それもとても良い匂いだった。このオンブレのコットンカシミヤのストールも持っていました(いま逆に欲しいな…)

この記憶は僕のファッション履歴の中でも強く思い出に残っています。なけなしのバイト代をせっせと注ぎ込んでいました笑 伊勢丹のナンバーナインの店員さんも無口で怖かったな。あの店員さん達は今お元気だろうか。

さて長い迂回路を経ましたが、COMOLIのオンブレーチェックシャツ。まずナンバーナイン以降、これといって欲しいオンブレーチェックが見つからず、SUNSEAのものがあったのですがそれも見送ってしまい、COMOLIから満を持して発売される、ということで購入しました。レーヨンのものはかつてから定期的にチェックシャツが出ていましたが、ここまで明らかなオンブレーチェックは初かと。サイジングはやはり今の雰囲気に合わせたややルーズなサイジングで、着た瞬間は久々すぎて違和感がありましたが、すんなり馴染んできました。

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チェックの配色が白でなくてアイボリーなのもCOMOLIっぽい。caltopとかも有名だしアメカジアイテムなんだけど、COMOLIっぽくなるんですよね何か。この上にベストとか合わせてかつてのナンバーナインぽく着ても新鮮かもしれないし、小森さんと話したことがないのでわかりませんが、勝手な想像だけれどもナンバーナインのような強い世界観はないにしても、自分の着たい服をゆっくり作っているのが好感が持てます。

COMOLIの服は2015年から買っていて、かれこれ8年になります。これだけ続けて服を作り続けてくれて小森さんに感謝ですし、これだけ毎回コレクション見て、欲しい服があるのはなんやかんやCOMOLIだけです。コレクションしたいと思える服自体への物欲が衰えないのがすごい。

そんな過去と現在が交差する個人的にはエモーショナルなアイテムでした。

これから梅雨に入って一枚で着て、夏も寒がりな自分はリュックの中に忍ばせておきたい一枚です。