今年は自分の雑誌作りをしようと思っており、春までには完成させるつもりでいる。ZINEというものだ。現在記事を書き、構成、編集している最中である。したがって、このブログの更新頻度も下がってしまうことをお許しいただきたい。
モノとして雑誌的な紙媒体と、そうではなく電子書籍でも読めるようなデータと2種類で発行したい。
それを考えるにあたって、いくつかの先行研究的に最近読んでいる、買っている書籍を紹介したい。
HUgE (ヒュージ) 2014年 01月号 [雑誌]
Hugeはやはり欠かせない雑誌である。音楽、映画、家具、さまざまな領域を横断したかたちで服を提示していた。私に一番影響を与えた雑誌。
【デザイナーシリーズ】
夭逝の天才デザイナーは何を語り、何を考えていたのだろうか、ということを知りたくて購入。服を語るときに、デザイナーの語ることに興味があった。
川久保玲の言葉には力が宿っている。
世界的にファッション界に現在も影響を与え続ける藤原ヒロシに迫った一冊。あまり語らない藤原ヒロシの言葉を多く聞ける。
最近話題の新書。直接私のZINEで語ることはなくとも服飾史の外観を一望できる点において優れている。
メンズファッションとはなんぞや、という基本的な部分をビジュアルで。ハウツー的な意味合いも強く、スナップが多くてビジュアル的に面白い。
私も「モノを紹介する」ことにある程度フォーカスしているため、参考にしたく購入。
こちらも、いかにもビギン、と言った雑誌のまとめ的な内容。フランスに特化。
私が敬愛してやまない栗野氏の一冊。モード後の世界とは一体なんだろう。
ここからは批評ー現代思想的文脈。
と、ざっと紹介してみたが、ここにいわゆる批評や現代思想をクロスオーバーさせていく試みであり、あまり前例がないと思われる。現在執筆中だが、例えば上記の中田慎介氏の『unlikely』やbeginの『フランスが生んだ100選』よりも、1アイテムに対する文字量が恐らく私のZINEは数倍以上ある。そのぶん掲載アイテムは少ないが、ファッションとは何か、ということについて多角的に語ろうとするコラムも多数執筆中であり、「読むファッション」の意味合いが強い。いわゆるハウツー的な指南者ではないし、ましてやモテなどとは程遠い。「服を語るときに僕が語ること」とも言えば良いだろうか。
ともかく熱っぽく作っているので、燃え尽きる前に校了したい。基本、このブログに書いてあることの焼き増しだけは避けているので、別個のものとして捉えていただければと思うし、一応この10年で考えてきた思考の集積と編纂なので、数少ない読んでくださっている方のもとに届くと良いな、と感じています。
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