get ready(30代男の物欲と服ログ)

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2022年の私の服装について

自分も35歳になり、曲がりなりにも一通りの服装を経てきたと思っています。具体的にはストリート、モード、ベーシック、コンテンポラリーなどです。

逆説的ですが、お金のない若い時期にこそ、ハイブランドが似合うという説があります。

たとえばエディスリマンのディオールオムやサンローランは、積極的に中性的で髭のない細身の10代の若者がランウェイを歩いていたし、

今もラフシモンズのプラダや5年ほど前に流行ったヴェトモン、バレンシアガも若者だからこそ似合う服だったでしょう。

35歳はまだ「不惑」ではないものの、自分なりにあらゆるジャンルの服の誘惑からは回避できるように漸くなりました。

今自分が望む服は、やはりこのブログで数年来探求しているように「都市と自然を往還する服」に他なりませんが、思うに仕事はスーツだし、私服は休みの日しか着ません。となると、休みの日だけのために、何着も何着もカジュアルな服を買うこと自体が微妙に思えてきました。あるいは、これ以上スーツも持ちたくない。服を選ぶのが、めんどい自分もいる…

 

 

スーツは仕事用で4着誂え、40歳まではこれで貫き通すしたいと思っています。

一方で、スーツとカジュアルの合いの子である「オフィスカジュアル」に統一していくのも方向性としてあり得ます。

UL登山に倣って、「カジュアルとオフィスどちらも対応可能」というひとつで二つの役割を果たす「オフィスカジュアル」の服は、大変実践的であり、有能です。私にとってはウールのジャケットやハイゲージニット、チノパンなどが挙げられるでしょう。

私もドレスコードがスーツと決まっているわけで無いのですが、「仕事服の制服化、ミニマム化」を考えたときにスーツがベストだったので、そうしています。いま着回している4着が廃れたら、オフィスカジュアルへの移行期かもしれません。

あるいは、今後の洋服はオフィスカジュアルとして通用するものを取捨選択して買っていくのが効率的といえるでしょう。

フーディやスウェットなどはややカジュアルすぎます。

このような服装のロールモデルは、私の中ではやはりユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文氏です。氏のカジュアルながら上品なスタイルは、まさに理想です。

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オフィスカジュアルは、ややもすれば「レオン」や「サファリ」などのイケイケなタイト一辺倒な細身セットアップになりがちですが、栗野氏は違います。

ゆったりしたチノパンに、キマりすぎないジャケット、そこにニューバランスという絶妙な塩梅ですし、この服装であれば私の職場でも問題ありません。栗野氏はギャルソン、scye やkolor などを巧に織り交ぜていますが、私もCOMOLIなどでそれを体現していきたい思いです。

無論、ユニクロも無印もありで考えて行っても良い。今日みたいな寒い雪の降り頻る日にはコートよりノースフェイスのダウンが欲しくなる。

ノースフェイスが近年志向し、他ブランドも追従した「アーバンアウトドア」は「オフィスカジュアルと親和性が高いでしょう。だからアウトドアだってオフィスカジュアルと合わせても良い。現にノースフェイスの3wayブリーフケースはサラリーマンの定番とも言えます(スーツにリュックは微妙だけど、オフィスカジュアルなら行けるでしょう)

 


そして最終的には、このブログの初期に考えている、山の服装とオフィスカジュアルが重なり合う服装が最高でしょう。MB氏風に言い換えれば「山の服装のドレス化」とも言えるかもしれません。

 

そしてやはりワークウェアの機能美を極め尽くしたミニマリズムの文脈におけるスティーブジョブズを私たちは忘れてはならないでしょう。

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そんなこんなで、①仕事着、②休みの普段着、③山の服の三位一体を渾然一体とすべく、このブログで再考していきたい2022年です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。