物欲の確定申告です。笑
パラブーツのシャンボード。2019年ごろに1足目を購入したので、4年ぶりに再購入しました。最近ブログでも表明している通り、黒を着ないことに誓約/制約を課しています。別に黒を着てもいいのですが、過去あまりにも黒を買いすぎていたこともあり、相当食傷気味になっており、自ずとブラウンやベージュ、ネイビー、チャコール、オリーブといった5色プラス白が中心的なカラーとなっています。そこでシャンボードもやはり茶が欲しいな、とリゾルトを穿き始めたときくらいから感じていまして、ようやっと購入しました。
パラブーツは大好きで、黒のシャンボード、アヴィニョン、アドニスを所持していますが、茶は初めて。
ちなみに過去アヴィニョンのレビューがなぜか最近よく読まれているようです。アヴィニョン人気なのかな。
パラブーツ、その中でもシャンボードについてもはや語ることもないのですが、やはりその万能さがすごい。30代のカジュアルであるシャツにチノパンというベーシックスタイルを締めて格上げしてくれる革靴であり、黒も良いのですがキメすぎなところもあり、茶の方がより優しい感じというか、全体を柔らかい雰囲気で格上げてしてくれる力を感じます。
そしてほっこりしているようで意外と幅狭で、スタイリッシュなデザインです。ニューバランスなどのスニーカーと比べると一枚革のボディのため、足にピッタリと吸い付くような感覚を覚えます。なので外から見た時に革靴はスニーカーほどボリューミーではないので、足元がシュッと見えます。
持論ですが、パンツのシルエットと靴でファッションの全体の7割くらいが決まるといっても過言ではないと思うんです。
パンツはワイドなのかスリムなのか、ジャストなのか、そこから裾はテーパードしているか、していないか、さらに裾はジャストなのか、ワンクッションなのか、くるぶし丈なのか...これだけでも3×2×3=18通りくらいのパンツの種類があり、そこから色がネイビー、白、ベージュ、オリーブなどがあり18×4=72通りくらいあります。そこに合わせる靴として革靴なのかスニーカーなのか、革靴と言ってもUチップかストレートチップかプレーントゥか、スニーカーはスタンスミスなどのミニマルで情報量が少ない靴か、あるいはニューバランスなどデザインが施されて情報量が多い靴か、などにも分かれますので大体720通りくらいあるんじゃないかと思います、そこに靴下の色や素材を足すと7200通りくらいですかね、適当ですが笑
その中でもパンツが72通りあったとして、自分の持っているどのパンツにもシャンボードの茶(カフェ)はマッチします。靴下も後ほどご紹介したいと思っていますが、絶妙に黒より洒脱感が演出できます。
今まではバカの一つ覚えみたいに黒の靴や服を選んでいましたが、ようやく赤峰さんや鴨志田さんなどの影響でカントリーやクラシック、トラッドの魅力に気づくことができて本当に良かったです。とはいえ上記の方々はあまりシャンボードは履いていないようですが。。
例えばベイカーパンツの時も、デニムの時も、チノの時も、全てもってこいです。そもそもシャンボード自体がドレスとカジュアルの間を具現化しているシューズなので、それ自体でバランスが取れてしまっているのです。何かで中和するとかいう必要がありません。
始めは固かった革も、三週間ほど隔日で履いていたらだいぶ馴染んできました。シャンボードは「大人のニューバランス」と言ってもいいと思うほど、履きごごちが良い、というか歩きやすいのもポイントです。妻も5年ほどシャンボードを履いていて(実はそれを見て欲しくなって私も買いました笑)、とても良い鈍い艶が出ていてかっこいいです。革靴の魅力はやはり経年変化でしょう。シューツリーと革靴クリームもせっかくなので購入しました。良い服や良い靴、良い時計は長い間使い続けていくことで自分のものに育ち、5年、10年と使っていくうちにそれらはさらに美しく輝くことだと思います。特に茶色は焦茶からダークブラウンに変化していくと思うので楽しみです。
パラブーツも値上がりを繰り返し、7年前は6万円だったのに、今は72,900円。知らぬ間にクロケット&ジョーンズやチャーチらに追随する勢いです。いつでもいいや、と思っているうちに今後も値上げが続きそうですし、値下がりというのはあまりなさそうなので、今買っておいて良かったなと思います。老若男女、万人に胸を張ってお薦めできる、気取らない革靴です。