実は初の八ヶ岳。ソロテントで行ってきました。美濃戸口までは新宿からあずさで茅野まで。そこからバスで40分。
バス停から登山口はさらに平坦な勾配を歩くこと1時間。ようやく美濃戸口の登山口にたどり着きます。
八ヶ岳の地図。まずはここで北沢ー赤岳鉱泉へ行くのか、南沢ー行者小屋へ行くのか2択となります。私は行者小屋へ泊まるため南沢を選択。
苔の降る、勾配の少ない樹林帯をとぼとぼと歩きます。登山のスタートにこの上なく望ましいコース。
川の側面を進んでいきます。
途中から開けた涸れた沢に着き、そこからトボトボまた平坦な道。ここで余裕だなぁと思っていたけど、八ヶ岳の本気はこの後思い知ります。
もののけ姫に出てきそうな苔の樹林帯。
そうこう言っているうちに行者小屋に到着。正午前に着いたのですが、当然ながら夜明け前から登ってる方が多く、結構なテントがもう張ってありました。
テントを張り、休憩してから赤岳へアタック。
本番はここからでした。
傾斜のある梯子、ザレている登山道。途中、結構大きい落石もあり、生まれて初めて「ラーク、ラーク!!」と叫び、下の登山者に落石の合図をしました。ヘルメット必須です、、、
慎重に登り、地蔵尾根も終わりついに八ヶ岳の稜線に出ます。当然ながら風が吹いているので、ここでEnlightened Equipement のレインジャケットを初投入。
ホワイトアウトしながら赤岳を目指します。登ってる人はほぼいません。
無事赤岳に着きましたが、見事なホワイトアウト。適当な記念写真を撮って、さっさと行者小屋へ下山します。
EEのレインウェアは透湿性75000mmという高水準のためか、全くと言っていいほど登っていても蒸れを感じることがなく、ヒートアップしませんでした。脇下のピットジップもオープンできるのが気に入ってます。また紹介します。
無事テントサイトで晩飯。バッチストーブスのアルストも調子良かったです。
先日ご紹介した、マジックライスカレー味のULtips、リッジマウンテンのポーチのフードコジー的使い方。
日も暮れて、一眠り。テントサイトが斜めだったため、寝づらくてやはりフラットなところに張り直せば良かった後悔。。
翌日も5時から地蔵尾根を登ります。今度は一度登っているからか、余裕がありました。
ふと浮かび上がる巌窟のような岩稜帯が怖かったです。
意外に横岳方面はアクロバティック。ここなんて左半分が白くて、落ちたらどうなるんや的な通路でした。
無事横岳到着。この前後が結構疲れました。
medalistの粉末を溶け込ませたドーピングいろはす。BCAAとクエン酸は山行のマストアイテム。
硫黄岳、爆裂火口付近が迫力ありました。
この辺りで少し雲間から槍ヶ岳が姿を覗かせました。馴染みあるので嬉しかったなあ。
赤岳鉱泉を経て
マムート社の階段を歩き、
再びテントのある行者小屋へ。
愛用バックパック、ZpacksのNero。ウエストベルトを外して38ℓで298g。
今回の参考でも安定感抜群。文句ありません。
ミニマルを心掛けたエバニュー400FDでのクッキングも良い感じです。これでミニヌードルを食べて下山。
バス停前の八ヶ岳山荘でカツカレーをいただく。五臓六腑に染み渡る旨さでした。今度はバターチキンカレーも食べてみたい。
そんなこんなな山行でした。
晴れ間はなし、雨もないがガスったままでしたが、ギアも試せたし良い山行だったのではないでしょうか。最後に今回の山行の良い点、悪い点を挙げて終わりにします。
良かった点
・ハイテイルデザインのファニーパック(ウエストバック)、リュックを背負ったり下ろしたりしても干渉せず便利だった
・Cieleの帽子はソフトな被り心地
・早くも遅くもないペース配分
・EEのレインは151gで透湿性の高さに驚いた。
・バッチストーブ(アルスト)も快適だった。まだこれからもアルストで軽量化を図りたい。
・坐骨神経痛になりかけたが、湿布があったので助かった
・リッジのポーチ、フードコジーとしても使えそう
悪かった点
・テントが前回の山行のままだったので雨の水を含んでた。乾燥させること。
・頭痛薬を多めに持ってくるのを忘れた。やはりテント幕営後に頭痛があった。2錠しか頭痛薬無かった。
・落石がある箇所が多く、ヘルメット必須
・甘いものが少ない。羊羹二本だったが、4本でも良い。
・粉末の緑茶とコーヒー忘れた。
・行動食少なめ。もう少し欲しかった。
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